調査対象は1085人と多くないとはいえ、バイデン支持者の38%が郵便投票を行い、この内17%が代理記入や永住していない場所で投票したという。またIDカードを持たない者が多いマイノリティに不在者投票または郵便投票の比率が高い。16年に比べて増えた26百万票の多くが不在・郵便投票と予想される。他方、接戦州の得票差は1%前後に過ぎない。

有権者、特にトランプ支持者の多くが予想していたであろう結果とはいえ、こうして数字を見ると、やはり不在者投票や郵便投票は極力減らすべきであり、IDカードを持参して投票所で投票し、必ず有権者登録された署名と投票者の署名を突き合せるという、当たり前のことがなされるべきと思われる。

参考までに僅差でトランプが負けた激戦4州のバイデン vs. トランプの得票と差を以下に記しておく(カッコ内は得票数で千の位を四捨五入)。この内、ジョージアの11,779票に関してRICO訴訟が提起されている。

アリゾナ
10,457票差(167万票[50.2%] vs. 166万票[49.8%])
ジョージア
11,779票差(247万票[50.1%] vs. 246万票[49.9%])
ペンシルベニア
81,660票差(346万票[50.6%] vs. 338万票[49.4%])
ウィスコンシン
20,682票差(163万票[50.3%] vs. 181万票[49.7%])

 

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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