釣り方変更で目スレ

準備ができたところで再開。時計はすでに13時少し前。再開すると、すぐに異変が。それは吉田の鋭いアワセ音だった。

どうした!?

吉田康雄

「いきなり消し込みました。触りもなくいきなりなので、おそらくは何らかの魚が糸ズレを出したのでしょう」

 

でも手が出ちゃったわけね(笑)。

吉田康雄

「はい。いくらなんでもあの動きに手が止まる釣り人はいませんよ」

 

さらに13時21分にまたしても、突然の消し込みでアワせると今度は確かな手応え。しかしやりとりの最中に何かを感じたのか吉田が「スレっぽいですね」。案の定、上がってきたのは目スレ。しかし黒光りした良型の地ベラだった。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】目スレだった(提供:週刊へらニュース編集部 関口)
山口氏

「おしかったですね。でもスレでも本命を釣るところはさすが吉田さんですね」

 

先生が吉田を持ち上げるが、そこに記者が割って入る。

さすがもクソもないですよ(笑)。せっかくのアタリをスレさせるなんて素人でもあるまいし。

しかし不思議なこともあるものだ。記者からはじまり先生、そして吉田と三者三様の釣り方をして、いずれもウキの動きは突如の消し込みばかりだった。乗らないので記者も先生も魚種に確証を持てなかったわけだが、吉田のおかげで消し込みアタリを出していたのはヘラの可能性が高いと判明したのはこれ幸い。

しかし、なんでこうも消し込みばかりなんだろうか。

次回も「たまには野でのんびりと」です。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#1】

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#2】

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

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入釣無料。釣り台必携。
この記事は『週刊へらニュース』2023年12月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。