三戸舜介 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟所属のMF三戸舜介に、日本代表MF遠藤航所属のプレミアリーグ(イングランド1部)リバプール、MF三笘薫擁するブライトンへ移籍する可能性が報じられている。

 現在21歳の三戸は、JFAアカデミー福島出身のサイドアタッカー。2020年9月に翌年からの新潟加入内定を勝ち取ると、プロ1年目の2021シーズンにJ2リーグで25試合に出場と、いきなり頭角を現す。そして2022シーズンにはリーグ戦24試合出場で6ゴールと結果を残すとともに、J1昇格に貢献。2023シーズンもリーグ戦24試合のスタメン出場で4ゴールと、J1の舞台でも本来の力を発揮。Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞したほか、U22日本代表にも複数回選出。先月18日の国際親善試合アルゼンチン戦でスタメン出場している。

 日本国内屈指の有望株、パリ五輪参戦が期待される逸材であるだけに、三戸には海外でも知名度を高めている模様。リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は「リバプールはブライトンとの争奪戦を制して、リオネル・メッシと比較されている“ネクスト三笘”を獲得すべきだ」と見出しをうち、三戸の去就を特集。

 同選手のプレースタイルや新潟での実績に触れた上で「国際親善試合アルゼンチン戦で、三戸はメッシと比較された。アルゼンチン戦での日本の圧倒的な結果は注目に値する。年代別の日本代表の選手が、より早く欧州トップクラブの注目を集める傾向が高まる可能性を示している」と伝えている。

 また『Liverpool.com』は、イタリアメディア『カルチョメルカート』の報道内容を引用して「ブライトンだけでなく、ブンデスリーガやベルギーのクラブも彼を注意深く監視している」とリポート。

 三戸の獲得に要する移籍金が安価であるとした上で、「たとえ彼がまだプレミアリーグでのフィジカル勝負にむけて十分な準備ができていないとしても、ヨーロッパに向かう次の日本のスターになる可能性はある。経験を積ませるために、レンタル移籍させることも可能だ」と見解を示した。