今オフにJリーグ他クラブへ移籍する可能性が取りざたされたサガン鳥栖所属FW岩崎悠人。16日にアビスパ福岡への移籍が“フライング発表”されたと、ネット上で話題になっている。
岩崎は2017年に京都橘高校から京都サンガへ加入すると、高卒1年目からJ2リーグで35試合に出場。年代別の日本代表でも結果を残すなど、国内屈指の有望株として評価を高めていた。しかし2019年に京都から北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍して以降、本来のパフォーマンスを発揮できず、湘南ベルマーレやジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍していた。
そんな岩崎にとっての転機は、鳥栖への期限付き移籍だった。2021年8月に札幌から加入すると、移籍1年目にJ1リーグで13試合に出場。2022シーズンにはリーグ戦32試合の出場で2ゴールと結果を残すと、シーズン終了後に完全移籍へ移行。今季もリーグ戦31試合でスタメン出場するなど、攻撃陣の中心選手として活躍していた。
同選手の去就を巡っては、今月上旬にJ1リーグ複数クラブによる争奪戦が勃発と一部メディアが報道。しかし16日になって、福岡への完全移籍が決定的と報じられている。
そんな中、福岡市内に店を構える焼き鳥屋の店主が16日夜にTikTokを更新。岩崎本人とのツーショット写真をアップするとともに「岩崎悠人選手 アビスパ福岡に完全移籍 新天地でも頑張ってください」と投稿。投稿時点では、両クラブが同選手の去就に関して公式発表していない。
この投稿画像はX(旧ツイッター)上で拡散。両クラブのサポーターをはじめJリーグファンの間で「フライング発表だ」「岩崎、本当に福岡へ移籍するんだ」「禁断の移籍実現」などの声が上がっている。
一方で、2012年7月に起こった元横浜F・マリノス所属選手の狩野健太氏による福岡移籍破談も話題に。狩野氏の知人は、クラブの公式発表前に福岡移籍の壮行会を実施。ブログを通じて壮行会の様子をファン・サポーターに報告すると、横浜FMは同氏に対して厳重注意と3日間のチーム活動参加禁止処分を科していた。
それだけに、岩崎の福岡移籍フライング発表に対しても「過去に狩野健太がやらかして移籍無くなったよな」「狩野のことがあっるから、まだ分からない」といった声も上がっている。