マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 日本時間12月15日、アジア王者の浦和レッズがFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準々決勝で北中米王者のクラブ・レオンと対戦し1-0で勝利。その結果、20日に行われる同大会準決勝で、ヨーロッパ王者のマンチェスター・シティと対戦することが決まった。そんな中、浦和のマチェイ・スコルジャ監督とシティのジョゼップ・グアルディオラ監督による2008年の対決に注目が集まっている。

 それは、スコルジャ監督がポーランドのビスワ・クラフク(2007-2010)を率いて、グアルディオラ監督の指揮するバルセロナに挑んだ2008/09シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選の3回戦だ。1stLegでホームのバルセロナが4-0で勝利し、2ndLegでビスワ・クラクフがホームで1-0の勝利を収めた。

 当時のバルセロナの2ndLegスターティングメンバーは、ダニエウ・アウベス、ジェラール・ピケ、エリック・アビダル、アンドレス・ イニエスタ、ヤヤ・トゥーレ、シャビ・エルナンデス、ティエリ・アンリ、サムエル・エトーなど含む強烈なメンバー。2試合合計(4-1)でバルセロナが決勝トーナメントに進出したが、これはポーランドのクラブがバルセロナに初めて勝利した歴史に残る試合となった。

 今クラブW杯に挑むグアルディオラ監督率いるシティにも、2008年のバルセロナ同様に素晴らしい選手が揃っている。また、同監督はこれまで3度(2009、2011、2013)のクラブW杯全てで優勝。スコルジャ監督率いる浦和はどのような試合を見せるのか。準決勝に注目が集まる。

 なお、グアルディオラ監督はこれまでバルセロナB(2007-2008)、バルセロナ(2008-2012)、バイエルン・ミュンヘン(2013-2016)、マンチェスター・シティ(2016-)を指導し、30を超えるタイトルを獲得。2008/09シーズンに、バルセロナをスペインクラブ史上初の主要タイトル3冠(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、CL)に導いた。

 一方、2023シーズンから浦和を指揮するスコルジャ監督は、これまで10のクラブを指揮し、ビスワ・クラクフのリーグ連覇を含めた10を超えるタイトルを獲得。浦和では就任僅か4ヶ月でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022を制している。