昭和元年創業の歴史を持つ京都の宇治田原製茶場より、日本茶に燻製の煙をまとわせた「KUNtea」が、12月15日(金)に発売した。公式オンラインショップはじめ全国で順次販売開始する。

サクラやウイスキーオークなど、4種類の燻製で味わうまったく新しい日本茶を体験してみよう。

日常のシーンに合わせて飲みたい燻製茶「KUNtea」

「KUNtea」は、“日本茶を嗜む”ことができる、新しいジャンルのお茶として誕生した。

緑茶発祥の地、京都・宇治田原の宇治田原製茶場だからこそできた、日本茶と燻製のベストバランス。栽培や製法の異なるさまざまなお茶の特長に合わせて、相性のよい燻製を掛け合わせた。

「KUNtea」は人々の日々置かれる日常を想像し、こんなシーンの時に人々はどんな気分になり、どういった嗜みを求めるのかを想像して作られたという。

お茶が燻製という煙をまとうことで表現されるハーモニー。「燻製茶」という心ゆるませる嗜みティーがここに誕生した。

燻製と日本茶による、4種類の組み合わせ

「KUNtea」では、シーン・シチュエーションに合わせた4種類のお茶を、3サイズで展開している。価格はそれぞれ、L(7個入り)が980円、M(3個入り)が540円、S(1個入り)が220円だ。

爽快なお茶

「爽燻 SOU-KUN」は、かぶせ茎茶とサクラを組み合わせたもの。

摘みとり前に10日間ほど茶園に被覆資材をかぶせ、日光を遮ることで茶葉に旨み成分を蓄えた。まろやかなコクと、茎茶ならではの爽やかさが特徴だ。

サクラの燻製は甘い香りで、最初に鼻に抜けるやや強めな風味が心地良い。後味は風が「サッと」抜けていくような爽快さを感じられる。

力強い味わい

「夕燻 YU-KUN」は、深蒸し煎茶とブナを組み合わせた。

深蒸し煎茶は、旨みがたっぷりと溶け出した力強い味わいと濃厚なグリーンが特徴。濃いお茶が好きな人におすすめだ。

燻製はブナの香りでしっかりと燻製を感じたい人向け。香りは残りつつ、後味はすっきりなバランス型の燻製感が楽しめる。

まろやかな口あたり

若蒸し煎茶とウイスキーオークを組み合わせた「宵燻 YOI-KUN」は、燦々と降り注ぐ初夏の日差しをたっぷりと浴び、ぐんぐんと成長する育ち盛りの一番新芽を使用。伝統の若蒸し製法で仕上げて、摘みたてのフレッシュさを閉じ込めた。清々しい香りにすっきりとした後味の良さ、これぞ緑茶という王道の味わいだ。

燻製は、最初に感じる「ほわっ」とやさしい甘味のある香りがウイスキーオークの特徴。まろやかな口あたりで鼻抜けがよく、後味爽やかな印象で適度に口に残る甘みが心地良さを感じさせる。

燻製をしっかり感じる

茎ほうじ茶とヒッコリーを組み合わせた「嗜燻 SHI-KUN」は、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)の茎だけを集めてつくったほうじ茶がベースとなる。

旨み成分テアニンを豊富に含んだ柔らかな茎を焙煎することで、ほんのりと甘く上品な香りとさっぱりとした優しい味わいが生まれる。ほうじ茶ファンも思わずうなるおいしさに仕上がった。

燻製はマイルドなヒッコリーの香り。しっかりとほうじ茶の香りと燻製の香りを楽しみたい人におすすめだ。後味もしっかりしており、戻り香も楽しめるので、燻製茶を存分に堪能できる。

アルコールでもなく、コーヒーでもない。全く新しい「燻製茶」という選択で、自分の時間を楽しみたい。

KUNtea

(田原昌)

※表示価格は全て税込