浦和レッズは今月15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦で、FWアレックス・シャルクのゴールにより1-0と勝利。そのシャルクはすでに今季限りでの浦和退団が決まっているが、チームメイトのFWブライアン・リンセンが同選手の今後について語っている。
シャルクは2011年に母国オランダのNACブレダでプロデビューすると、オランダ1部PSVアイントホーフェン、スコットランド1部ロス・カウンティなど欧州複数クラブに在籍。昨年3月にスイス1部セルヴェットFCから浦和へ完全移籍していた。
しかし来日1年目はJ1リーグで12試合の出場。今季もリーグ戦7試合の出場で1ゴール2アシストと出場機会に恵まれず、先月27日に今季限りで契約満了により退団することが正式決定している。
クラブ・レオン戦での決勝ゴールにより、ファン・サポーターから称賛を浴びているシャルク。このオランダ人FWの今後に注目が集まる中、リンセンがオランダメディア『Voetbal』のインタビューで以下のように語っている。
「シャルクはNACに戻りたがっている。でも、彼はエールディビジ(オランダ1部)に所属する大半のクラブでもプレー可能だ。彼にとって、今のNACはレベルが低すぎると思う。彼にもそう言ったんだ。でも、彼はエールディビジでプレーすることが難しいと思っているんだ」
またシャルク本人はリンセンからのアドバイスを受けて、「NACもいいけど、エールディビジでプレーすることに対して、今も魅力的に感じている。ヘラクレスのようなクラブへ移籍することも間違いではないね」と前向きな言葉を残したという。
なおNACは2018/19シーズンのエールディビジを最下位で終えて2部降格となって以降、一度も昇格せず。2022/23シーズンも2部リーグで6位に終わると、今季も第19節終了時点で9勝4分6敗。首位から勝ち点11差の7位に甘んじている。