新NISAの概要
 来年から新たな少額投資非課税制度(NISA)が始まる。これまで投資をしてこなかった層の流入が期待できるが、投資信託だけでも2000本以上の対象商品が並び、初心者には何を買えばいいか分かりにくい。人気の米国株や分配型といった投信はどんな商品なのか。

―何に投資したらいいのか。
 投資したい資産から選ぶのが一般的だ。直近の人気銘柄を見ると、米国株で運用する投信が上位を占める。日本も含めた世界株への分散投資もよく売れている。

―運用方法は。
 日経平均株価などの株価指数に連動するように運用するインデックスと、運用担当者がテーマなどに応じて株を選ぶアクティブがある。インデックスは信託報酬が安く、長期的な収益はアクティブを上回ることが多いが、高い運用成績のアクティブもある。

―分配型とは何か。
 長い期間で資産を増やす積み立て投資には向かないが、毎月や隔月、年2回など定期的に分配金を受け取ることができ、高齢者を中心に根強い人気がある。ただし、新NISAでは毎月分配型は対象外だ。

―新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」はどう違う。
 つみたて投資枠ではリスクの低い初心者向けの投信を、成長投資枠では幅広い投信のほか、上場企業の株式が購入できる。両方使えば新NISAの枠内で、1人年360万円まで投資可能だ。

◇人気の投資信託
運用会社         ファンド名          投資先 運用
三菱UFJ   eMAXIS Slim米国株式     米国株  I
アライアンス ※米国成長株投信Dコース         米国株  A
三菱UFJ   eMAXIS Slim全世界株式    世界株  I
SBI     SBI・V・S&P 500インデックス 米国株  I
楽天      楽天・全米株式インデックス       米国株  I
AMOne   グローバルESGハイクオリティ成長株  世界株  A
インベスコ  ※インベスコ世界厳選株式         世界株  A
ピクテ    ※ピクテ・グローバル・インカム株式    世界株  A
アライアンス  米国成長株投信Bコース         米国株  A
ゴールドマン  netWIN GSテクノロジー株式   米国株  A
(注)運用会社、ファンド名は略称。※は毎月分配型。運用のIはインデックス、Aはアクティブ
(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2023/12/16-14:42)

提供元・Business Journal

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