清水エスパルスはブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマ所属FWフィゲイレードの獲得に動いている模様。同選手はかつて清水元監督のゼ・リカルド氏から指導を受けたほか、DFリカルド・グラッサ(現ジュビロ磐田)やFWジェトゥリオ(現ヴァンフォーレ甲府)のチームメイトだった。
現在22歳のフィゲイレードは、身長178cmで右利きのアタッカー。昨年にヴァスコ・ダ・ガマでトップチーム昇格を果たすと、2022シーズンはブラジル2部リーグ38試合中36試合の出場で4ゴール4アシスト。1部昇格に大きく貢献したが、今季は1部リーグ16試合の出場でゴール、アシストなし。9月以降は監督交代の影響によりリーグ戦での出場機会がほぼゼロと、構想外扱いを受けてシーズンを終えている。
フィゲイレードの去就について、ヴァスコ・ダ・ガマの情報に詳しいジャーナリストのエメルソン氏は今月11日に「少なくとも日本国内の3クラブが獲得に興味を示している」と伝えていた。
するとブラジルメディア『ランセ』は14日に「清水とブルガリア1部ルドゴレツがフィゲイレード獲得に興味を示している」とリポート。これによると、現時点でオファーは提示されていないものの、ヴァスコ・ダ・ガマは来季にむけて攻撃陣の補強を目指しているだけに、同選手の放出に前向きであるとのこと。両者の契約が2026年12月まで残っているため、レンタル移籍での交渉にも応じるという。
なおブラジルメディア『グローボ』によると、清水はフィゲイレードの他にも、ブラジル1部クルゼイロECに所属するブラジル人FWジウベルトの獲得に乗り出している模様。同選手はクルゼイロとの契約を2024年12月まで残しているが、ゼ・リカルド監督の構想から外れているほか、清水と選手サイドの交渉が進んでいるとのことだ。