所属選手であるMF佐野陸人の逮捕により、注目を集めているSC相模原。ブラジル3部セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)からブラジル人FWブルーノ・サントスを獲得したと、ブラジル国内で報じられている。
現在27歳のサントスは、身長185cmで右利きのストライカー。ブラジル2部リーグ以下の複数クラブを渡り歩き、今季はアルスルからサンベルナルドFCへレンタル移籍。ブラジル3部リーグで24試合中18試合の出場で5ゴールをマークし、シーズンを終えた。
同選手は今月3日、2024シーズンからCSAでプレーすることが正式決定。すでにCSAのトレーニングに参加していたが、今月11日に退団が正式決定。ブラジルメディア『Esporte Alagoas』によると、CSAのフットボールディレクターは「日本のクラブからオファーが届いたことにより、サントスはCSAの一員ではなくなった。今月6日に日本への移籍で合意に達した。我々とサントスの契約には『日本のクラブからオファーが届いた時に退団を容認する』という条項が盛り込まれていた」と退団の経緯を説明したという。
CSA幹部は移籍先のクラブ名を明かさなかったが、ブラジルの移籍情報を扱うヴェネ・カサグランデ氏は15日に「今年サンベルナルドFCでプレーし、アルスルに所属するサントスは、SC相模原と1年間のレンタル契約を結んだ」と伝えている。
相模原は2022シーズン終了後に元日本代表選手の戸田和幸氏を招へい。元解説者の手腕に注目が集まったが、2023シーズンのJ3リーグを9勝14分15敗で終了。20クラブ中18位とJ3残留を果たしている。