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後を絶たない駐車場の「不正利用」トラブル
不正対策として時間貸し有料駐車場への転換を行う場合も
後を絶たない駐車場の「不正利用」トラブル
ショッピングモールやコンビニなど商業施設の無料で開放されている駐車場は、店舗の利用者にとっては便利で嬉しいサービスのひとつです。
無料駐車場があることで駅から遠いといった立地の悪さがカバーでき集客を見込めるほか、周辺道路への違法駐車を減らすことができるなど、利用客だけでなく店舗側にもメリットがあります。
しかし、無料であることをいいことに、長時間車を停めその施設以外のところへ出かけてしまうといった不正利用に悩む駐車場の管理者も少なくないようです。
無料で開放されている駐車場は人の善意があってこその成り立つサービスです。善意を踏みにじるような利用者が相次げば、サービスの継続が困難となってしまいます。
不正対策として時間貸し有料駐車場への転換を行う場合も
あまりにも不正利用が多いと、駐車場にパーキングチケットやロック板などを導入し、精算しなければ出庫できない時間貸しなどの有料駐車場へ転換する場合もあります。
正しく利用していた一般客にとっては、駐車場利用料が発生することや、無料であっても精算のためこれまでは不要だったひと手間が必要になるといった負担が発生。いっぽう、これまで不正利用をしていたドライバーは新たな寄生先を求めてその駐車場を利用しなくなるため、結局のところ駐車場の経営者は不正利用者から1円も得られません。
駐車場を不正利用していたドライバーは、適切なモラルを持った人からの指摘に対して「空いてるところに停めてるから誰にも迷惑をかけてない」という言い分を掲げることが多いのですが、実際には駐車場の経営者や利用者など多くの人に迷惑をかける、またはかけることになります。
ごく一部の不正利用者のせいで、実に多くの人が不利益を被ることになるため、駐車場の不正利用は絶対にやめましょう。