高齢化が著しい日本において、高齢者の貧困は深刻な社会問題になっている。

平均寿命が延び続けて老後の期間が長くなっているため、定年前に老後資金を十分に蓄えていても老後破産に陥ることがあるので注意が必要だ。

老後破産する人の5つの共通点

老後破産する人には、以下のような共通点がある。自分がそれに当てはまっていないかどうか確認しよう。

共通点1:貯蓄が少ない

老後は年金収入がメインとなるが、それだけでは生活が成り立たない場合がほとんどだ。

少ない生活費でやっていけると考えている人でも、老後は医療や介護にお金がかかるのはもちろん、子や孫のためのお金や家のリフォーム代など、予想外にお金がかかることもある。

共通点2:生活水準が高い

老後は収入が減るため、それに合わせて支出も減らしていく必要があるが、一度上げた生活水準を下げることは難しい。老後も現役世代の頃と同じような生活を送っていくと、あっという間に貯蓄が無くなってしまうだろう。

共通点3:住宅ローンが年金生活になっても終わらない

マイホームを購入するタイミングが遅いと、定年後もローンの支払いが続くことになる。住宅ローンの支払い金額は収入が減った定年後も変わらないため、老後の生活を圧迫しかねない。