2024年1月から新NISAがはじまった。しかし、非課税で運用できるiDeCo(個人型確定拠出年金)とどちらで運用しようか迷っている人もいるだろう。

この記事では、iDeCoより新NISAでの運用が向いている人の特徴について紹介する。

新NISAが向いている人1:途中で取り崩す可能性がある人

iDeCoは老後資金を形成するための制度であり、60歳以降しか受け取りできない。強制的に老後資金を貯めるためにはおすすめだが、緊急に資金が必要になり、途中で取り崩しをしようとしてもできないのがデメリットだ。

特に子育て世代は、マイホームの支払いや子供の教育費など、想像以上にお金がかかることがある。資金の取り崩しをする可能性があるのであれば、iDeCoより新NISAを優先するのがおすすめだ。

新NISAが向いている人2:投資を希望する額が年間360万円以下

現行のNISA制度ではつみたてNISAの「年間40万円を運用開始時から20年間運用」または一般NISAの「年間120万円を運用開始時から5年間運用」、どちらかしか選べなかった。

しかし、新NISAでは「つみたて投資枠年間120万円」と「成長投資枠年間240万円」を併用することができ、生涯で合計1,800万円まで無期限で運用可能だ。

今までと比べて非課税で運用できる枠も期間も増え、メリットが多い。そのため、投資に回す資金が年間360万円以下であれば新NISAを優先するのがいいだろう。