浦和レッズの選手たち 写真:Getty Images

 今月15日からFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)に臨む浦和レッズ。国際サッカー連盟(FIFA)公式Xアカウント「FIFA World Cup」で旭日旗を使用している浦和の紹介画像が差し替えられた件に、韓国の識者が反応している。

 「FIFA World Cup」では、クラブW杯出場7クラブの紹介画像を掲載。浦和の紹介画像では、旭日旗を背景にMF中島翔哉の背番号「10」が強調されているほか、MF伊藤敦樹、マチェイ・スコルジャ監督の姿もアップ。しかし11日に突如削除されると、旭日旗を浦和のフラッグに差し替えた上で11日夜に再投稿されている。

 これには、日本のSNSユーザーから「なぜ日の丸じゃないの?」「差し替えた理由は?」といった疑問の声が。「韓国からの抗議があったのでは?」「旭日旗で文句言うな」などの指摘や批判も相次いでいた。

 すると韓国大手メディア『聯合ニュース』は14日、画像差し替えに至った経緯をリポート。以前から反日活動家として知られているソ・ギョンドク誠信女子大教授が独自に仕入れた情報として「FIFAに対して多くの韓国人がリポストやダイレクトメッセージ(DM)を通じて抗議したことにより、旭日旗が削除された」と伝えている。

 またソ・ギョンドク氏は、今回の一件を受けて「FIFAのような国際機関で旭日旗が使用されることは、日本がかつて犯した戦争犯罪による恐怖を思い起こさせる行為だ」と抗議。「FIFA公式アカウントにおける旭日旗削除などの事例を通じて、今後の国際スポーツで再び登場する可能性のある旭日旗の排除に繋がる」と声を上げたという。

 旭日旗を巡っては、昨年11月のカタールW杯日本対コスタリカで、FIFAが一部の観客による旭日旗掲出を制止。この時も、ソ・ギョンドク氏がスポーツの国際大会における旭日旗掲出に反発していた。