JALとWHILLは2023年12月からハワイ滞在中のアクセシビリティの向上・旅の楽しみ方の提案として、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」(電動車椅子)のレンタルサービスを開始した。
JALとWHILLは「誰もが旅を通じて、より豊かな人生を楽しめる社会の実現」に向け、移動にバリアを感じているカスタマーの不安を解消し、安心・快適に移動できるアクセシビリティの向上に取り組んできた。
両社は2020年に資本業務提携を締結し、2020年6月には感染症拡大防止とソーシャルディスタンス対策として、WHILL自動運転システム導入が決定。空港内外において旅行者がストレスなく安心して移動することができるサービスの実現に向けて、これまで両社で協議を重ねてきた。
新発表された「WHILL」のレンタルプランは、提携するホテル「シェラトンワイキキ」やJALPAKアロハステーションにて電動車椅子の貸し出しを行い、ハワイ滞在中のカスタマーに向けて、アクセシビリティの向上・旅の楽しみ方の提案として開始する。
レンタルは、安定した乗り心地が特徴の「Model C2」と、折り畳み可能な「Model F」の2種類となる。両モデルともに国内で販売されており、羽田空港や慶應義塾大学病院でも利用が始まっている。
「Model C2」は、縦横回る特殊な「オムニホイール」を採用し360度回転が可能。段差の多い場所でも安定した乗り心地が特徴のモビリティだ。レンタル費用は一日$39。
「Model F」は、コンパクトに折りたたむことが可能で、レンタカーや交通機関を利用した広域移動に最適なモデルだ。レンタル費用は1日$32。
このサービスはJALグループ便にかかわらず、すべての旅行客が利用できるサービスになっている。
「WHILL」は電動車椅子規格で開発されているが、従来の電動車椅子のイメージとは一線を画したデザインや走行性が特徴のモビリティだ。
手を離せば坂道でも自動ブレーキがかかり、スピード調整、電源オンオフも片手で簡単に操作が可能であるため、初めてのユーザーにも安心して利用できる。
JMS2023では、構内の移動手段としてもレンタルサービスが行われており、筆者も試乗させていただいた。試乗した「Model C2」には、手荷物を入れるスペースも用意されており気が利いた設計で、頼もしいパートナーになりうるモビリティに感じた。
旅行においても、家族や同行者によるサポートへの心理的負担を感じている人や、普段車椅子を使用しない人を含め、さまざまな旅のシーンをサポートする。
また、事前予約の方限定のおトク情報として、JALカード利用者限定で、10%割引キャンペーンを実施する。キャンペーンサービスは予約サイトでクーポンコードを入力することで利用可能だ。さらに、JALカード特約店のため通常の2倍マイルがたまる(100円につき2マイル※)。
※JALカードショッピングマイル・プレミアムご入会の場合
今回のサービスを皮切りに、ハワイを旅行されるすべてのカスタマーのさまざまなシーンでこのような近距離モビリティを活用したあらたな移動体験を創出していくとしている。
■近距離モビリティ「WHILL」のレンタルプラン
サービス開始時期 :2023年12月7日(木)*ハワイ現地時間
レンタルプラン・料金(税込):
〈Model C2〉 1日:$39 4日間:$137 7日間:$165
〈Model F〉 1日:$32 4日間:$116 7日間:$147
貸出/返却場所:シェラトンワイキキもしくはモアナサーフライダーにあるJALPAKアロハステーション
利用方法:下記URLもしくはQRコードから予約可能
※ご予約がない場合は、当日車両に空きがある場合のみご利用いただけます。
■利用URL
https://hawaii.jalpak.net/Campaign?campaign\_id=134
※このサービスはJALグループ便に関わらず、すべてのお客さまにご利用いただけます。ご不明な点はシェラトンワイキキもしくはモアナサーフライダーにあるJALPAKアロハステーションで直接お問い合わせください。
提供元・CAR and DRIVER
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