京王線と井の頭線の鉄道に乗る際、タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)などを自動改札機にかざして決済できるようになります。
実証実験として2023年度中に一部の駅から導入が始まり、2024年度内に全駅での展開となるそうです。
シームレスで便利に
タッチ決済対応のカードもしくはカードの設定がされたスマートフォンなどをかざすことで、京王線と井の頭線を利用できるようになります。また、京王線の企画乗車券を販売サイトで事前に購入し、スマートフォンに表示されたQRコードを自動改札機にかざす方法によるタッチ決済もできるそうです。
実証実験を通して、タッチ決済1つで、シームレスに、より便利に移動できる多様な乗車サービスの提供を目指し、地域住民だけではなく国内外の観光客に対応していきたいとのこと。
一定の利用条件を満たすと、利用後に割引を適用する企画乗車券のようなサービスもおこなう予定だそうです。
タッチ決済対応ブランド
Visa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯
(Mastercardについては、順次追加予定)
デジタル技術で地域と観光を支える
京王電鉄では、移動需要創出を通じた地域活性化を目指す手段として、これまでに高尾山をはじめとした沿線の観光地・施設へお出かけに便利な各種企画乗車券の発売を行ってきました。
MaaSの取り組みとして、8月には高尾山・調布エリアのバスやケーブルカー・リフトなどの交通乗車券と周辺施設の利用券などをセットにしたデジタルチケット「まるっとTAMa-GO」の発売も始めています。
MaaS(マース)とは
MaaSとは、「Mobility as a Service」の略で、情報通信技術(ICT)の発達を背景に生まれた次世代の移動サービスのことです。
地域住民や旅行者の移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを組み合わせて検索・予約・決済などを一括でおこなうことができます。
スマートフォンのアプリを立ち上げれば、出発地から目的地までの交通手段の検索から予約・支払いまでができます。また、観光案内、飲食店やホテルの予約・支払い、または病院や行政サービスなども一括でおこなうことが可能となります。
「移動」の概念が変わる? 新たな移動サービス「MaaS」|政府広報オンライン
<参考>
2023年度中に「京王電鉄」でクレジットカード等のタッチ決済などを導入し、新たな乗車サービスの実証実験を開始します
東京多摩エリアにおけるMaaS「 TAMa GO タマ・ゴー 」サービスイン
高尾山・調布エリアで使えるWebチケット「まるっとTAMa-GO」を発売します!