エディオンは12月5日、先進的窓リノベ事業補助金に関する補助金交付申請のうちの1件に不適切な内容が含まれていないかと補助金事務局からの指摘を受けて社内調査を実施したと発表。調査の結果、1人の従業員が提出書類を改ざんしていたことが明らかになった。

エディオン、従業員が「先進的窓リノベ事業」の補助金申請で改ざん
(画像=先進的窓リノベ事業の補助金交付申請でエディオンの従業員が提出書類を改ざん、『BCN+R』より引用)

補助金相当額の未振込件数は328件

 従業員は、補助金交付の対象とならない商品を誤って補助金交付対象だと顧客に説明していた。本来なら社内ルールに基づき上長に報告し、適切な手続きを経て対応すべきだったが、従業員は報告せず、顧客にも誤った説明をしていたことを伝えずに提出書類を改ざん。補助金の申請手続きを行っていた。

 また、エディオンでは先進的窓リノベ事業に関する他の申請内容についても調査を進めてきたが、調査中に一部の顧客へ補助金相当額の振り込みができていなかった。

 エディオンでは問題を重く受け止め、顧客に対して謝罪するとともに、再発防止に向けた管理体制の強化に努める。調査の結果、上記の1件を除き、他の申請について問題は確認されていない。

 調査対象は、2023年度の二重窓・外窓の取付工事に関するすべての申請で、補助金相当額の振り込みができなかった件数は328件、補助金の交付が取り消された件数は1件だった(1件は顧客の責任ではないため、エディオンの負担で補助金相当額を支払う予定)。

 補助金相当額の振り込みについては、対象となる顧客に対して謝罪し早急に振り込む対応を進める。

提供元・BCN+R

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