■時間をかけて育てたギアで振る舞う料理
●タキビシンゴさん(Instagram/takibi_3110)
「友だちでもギアでも、長く付き合っているものに囲まれるのが幸せなんです。『友も道具も古いほど良し』ってね」
キャンプ仲間の顔を見て、照れたように笑いながらそう話してくれたタキビシンゴさん。4年前、友人と楽しめる趣味を探していたときにキャンプと出合った。キャンプを始めた当初は得意でなかった料理も、仲間に振る舞うために腕を磨いたという。
「雑誌の料理を真似してみたり、動画で勉強したり。最近は調理師の友だちと一緒に作ることもあるから格段に豪華になりましたね。でも、仲間と自然の中で食べる料理が美味し過ぎて、家ではほとんど作らなくなりました(笑)」
そんなタキビさんは、クッカーへの思い入れが一段と強い。
「焚き火を使って料理をするから、火に当てて剥がれるようなデザインや、使えなくなるような機能は排除したシンプルな物を使っています。そのほうがより長く付き合っていけると思って」
そう言いながら視線をやったのは「戦闘飯盒2型」。キャンプをするときには必ず持って行くこの飯ごうは表面が黒く焦げているが、それも思い出の証しだ。
■MY FAVE
●ARAKAのナイフとボード
木粉配合合成ゴムを使用したまな板と手研ぎ刃付け包丁。コンパクトに収まるサイズが便利。
●Adlakeのランタン
戦前、アメリカやカナダなどで鉄道作業用に使われていたレイルロードランタン。100年の歴史を越えて夜を照らす。
●BLACKLANDのジョイチェア
ヒョウ柄のデザインが個性的なジョイチェア。横幅が広めに作られているため、ゆったりと座れる。木材の経年変化も楽しみだ。
提供元・男の隠れ家デジタル
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