カワサキ初となるピュア電動モーターサイクル「Ninja e-1」&「Z e-1」が、年明けの1月13日(土)にデビューする。

両モデルは、モーター出力0.98kWという「原付二種」カテゴリーながら、400ccクラスに匹敵する本格的な車体と力強いトルクを備え、エコで新鮮なバイクライフを実現。2種類の走行モードをはじめ、e-ブーストやウォークモードといった新機能にも注目だ。

カワサキ伝統のスタイル×カワサキ新時代の電動化技術

カワサキ伝統のスタイルと、カワサキ新時代の電動化技術を組み合わせた両モデルは、操る悦びと日常の足としての気軽さを両立する。

フルカウリングの車体をまとう「Ninja e-1」は、俊敏なハンドリングや卓越した重量バランス、ひとクラス上の足回りなどを備え、伝統ある“ニンジャ”の名に恥じないスポーティな走りを実現する。

一方、ネイキッドシリーズの「Z」に名を連ねる「Z e-1」は、躍動感あるスタイリングや見た目に違わぬ軽快な走りが特徴だ。

ガソリンバイクとは異なる新鮮味のある走り

パワートレーンは基本的に両モデル共通で、通常運転の「ROAD」と電費を抑える「ECO」という2種類の走行モードを搭載する。

最大トルクは、発進時からパワフルな40Nm/0-1,600rpmをマークし、約15秒間にわたって加速と最高速を向上させるe-ブースト機能も備える。

駐輪時には、リバース機能付きのウォークモードが利便性を高める。同モードでは、歩行に近い速度での前進や、微速での後進を可能にしている。

一充電での航続可能距離は、「Ninja e-1」が55km、「Z e-1」が53km。ロングツーリングには不向きだが、日常の足としては十分だろう。

持ち運びに考慮して2つに分割されたバッテリーパックは、ストレージボックス内に格納。充電は、車体から取り外してアクセサリーの専用充電器を使用するか、車体に取り付けたままアダプターで充電するかをシーンに合わせて選ぶことができる。

東京在住のライダーは合計58万円の補助金アリ

価格は、「Ninja e-1」が106万7,000円、「Z e-1」が101万2,000円。東京都に住民票がある人なら、合計58万円の補助金(CEV補助金12万円、東京都電動バイク普及促進事業補助金46万円)を利用することができる。

都内を駆けぬける新しい足として、両モデルを吟味してみるのも悪くないだろう。

(zlatan)

※価格はすべて税込、充電器やアダプター類は別売
ROADモード・60km/h定地走行値・1名乗車時