ピーター・ウタカ 写真:Getty Images

 ヴァンフォーレ甲府所属の元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカは、今月12日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節のブリーラム・ユナイテッド戦で2ゴールをマーク。ACLの記録でFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が比較対象になったと、ネット上で話題を呼んでいる。

 昨年12月に甲府へ復帰したウタカは、今季のJ2リーグで40試合に出場し12ゴールをマーク。ACLの舞台でも全5試合出場で1ゴールと、チームの快進撃に貢献していた。そんな中で迎えたブリーラム戦では、38分にペナルティエリアでのこぼれ球を押し込むと、43分にも追加点をマーク。チームは後半キックオフから10分間で2失点も、その後はブリーラムの反撃を振り切って勝利した。

 一方、ロナウドは今年10月24日に行われたACLグループステージ第4節のアル・ドゥハイル戦で2ゴールをマーク。38歳とこの時点ではACLでの最年長得点記録者だった。しかし39歳のウタカがブリーラム戦でゴールネットを揺らしたことにより、およそ7週間で最年長得点記録を更新する格好となった。

 甲府はブリーラム戦での勝利により、グループステージ3勝2分1敗で首位通過。決勝トーナメント進出を果たしたことにより、ウタカによる最年長得点記録の再更新が期待される。一方のロナウド擁するも、4勝2分とグループステージ首位でノックアウトステージへ駒を進めている。

 中国1部浙江FC在籍時の2014シーズン、サンフレッチェ広島在籍時の2016シーズンにつづき、自身にとって3度目であるACLの舞台で活躍しているウタカ。来年2月に40歳の誕生日を迎えるものの、決定力に衰えが見られないだけに、ACL史上初である40代でのゴールも期待できそうだ。