「Elite 8 Active」と「Elite 10」をBluetoothで接続する方法を確認しておこう
実際にElite 8 ActiveとElite 10で音楽を聴き比べる前に、スマホや音楽プレイヤーとBluetoothでペアリング(接続)する方法を確認しておきましょう。
接続方法は両機種とも同じなので、ここではElite 8 Activeを使用した方法を紹介します。
まず、Elite 8 Activeの充電ケースからイヤホン本体を取り出すと、自動的にBluetoothの接続モードとなります。
次に、スマホや音楽プレイヤーのBluetoothをオンにして、新しいデバイスでElite 8 Activeを検索。ペアリング作業を完了すればすぐに音楽を聴けるようになります。
Elite 8 ActiveをスマホとBluetoothでペアリングする手順
ちなみに、Jabraではワイヤレスイヤホン用公式アプリ「Jabra Sound+」も用意されています。
このアプリをスマホにインストールしておけば、ファームウェアのアップデート以外にも、自分の耳の特性にあった音質に自動調整してくれる機能、ANCのオン&オフなど、さまざまな機能をカスタマイズすることが可能になります。
「Elite 8 Active」と「Elite 10」の音質はどう違う?
それでは、実際にElite 8 ActiveとElite 10の音質や使い勝手を比較してみましょう。まずはElite 8 Activeから。
Elite 8 Activeで音楽を再生すると、まず低音が強めで中音から高音にかけて徐々に解像度が下がっていく印象を受けます。
といっても全体のバランスが悪いわけではなく、低音がよく響きながらも、ボーカルの中音は浮かんで聴こえてくるので、激しい運動中でも音楽を楽しむことができるでしょう。
気になるANCの性能は、路上の騒音程度なら確実に低減してくれます。車やトラックの騒音にはとても効果が高いと感じました。
ただし、それ以上に大きな騒音、たとえば列車の通過音や高架下などでは、あまり効果がない印象です。
Elite 8 Active本体の操作はボタン式ですが、ストロークがとても浅いので、軽く触れるだけでしっかり反応します。押すたびに耳に押し込むような感じはなく、かなり快適に操作できました。
また、Elite 8 Activeは防水・防塵仕様なので、ボタン部分も含めイヤホン全体が薄いラバーで覆われています。感触はスベスベしているので、爪が引っかかったりして破けてしまわないか、少しだけ不安になりました。
次はElite 10を試聴してみましょう。音楽を再生すると低音がしっかりしたドンシャリ系でありながら、高音にもインパクトがあります。
全体的に音はやや硬いイメージですが、音のエッジが際立っているので、ロックやJ-POP、打ち込みなど激しめの音楽との相性は抜群! これらのジャンルの音楽をよく聴く人にはかなりオススメできます。
ちなみに、生楽器の響きは少し奥まったイメージがしますが、オーケストラなどの合奏では音が立体的に聴こえてくるため、臨場感もバッチリ。また、ボーカルはハイトーンな女性ボーカルが得意で、しっかりと聴かせてくれます。
全体的に苦手な音楽は少なく、「さすがフラッグシップモデル!」といえる完成度でした。音質だけで比較するならElite 8 ActiveよりもElite 10のほうがバランスがいいと思います。
続いて、Elite 10に採用されている「Jabra ドバンストANC」の効果を確かめてみましょう。まず、歩道での騒音はかなり軽減されます。トラックの走行音もほとんど聞えてきませんでした。
次に、騒音の大きい地下鉄で聴いてみると、列車内での騒音はほぼ聴こえなくなり、車内放送も遠くで鳴っているイメージです。
もちろん、列車がホームに進入するときはさほど効果は感じませんでしたが、筆者が普段愛用しているSONY「WF-1000XM5」と比べても、ANCの効果に遜色はありませんでした。
最後に、イヤホン本体のボタン式の操作ですが、こちらはElite 8 Activeと変わらず、ストロークが浅いので、軽く押すだけでカチッと反応します。そのため耳に負担もなく非常に快適でした。