公の場所で起こった初めての人体自然発火事件
公式に記録されている人体自然発火事件はわずか200件程度だが、実際にははるかに多く発生していると考えられている。その中にはまったく説明のつかないケースも少なくない。
一般的に科学者は人体自然発火現象を認めていないのだが、わずかに報告された症例は主にアルコールを過剰に摂取する個人によるものであるとしている。
この理論では、体内の高レベルのアルコールと可燃性の衣服が組み合わさると、火のついたタバコなどの小さな火花によってさえ火災が発生する可能性があると仮定している。
一部の専門家は、人体内部で起こる異常な化学反応の可能性など別の説明を提案しているが、これらの理論を実証するにはさらなる研究が必要である。

ジョン・ノーラン氏の事件は人体自然発火という謎の現象についての興味を再び引き起こし、この稀で不可解な現象についてのさらなる探求と研究を促すこととなった。
記録に残されているこれまでの人体自然発火現象は、事故後の現場から推測されたケースがほとんどなのだが、このノーラン氏の事件は公の場所で起こったことであり、目撃者が多数いることがほかとは大きく異なる点だ。
その意味ではこのノーラン氏の事件は人体自然発火現象が“密室”から日の当たる場所に引き出されたケースといえるだろう。2017年を最後に今のところは報告されていないようだが、今も多くの謎に包まれている人体自然発火現象の解明の糸口が見つかることを期待したい。
参考:「Anomalien.com」ほか
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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