テンヤも好調

途中、「潮が変わったから100号のオモリに替えて」との指示が出た。オモリが軽く、エギが浮いてしまったらタコは乗ってこないからだ。

それから乗りは順調で3尾を連釣。左舷胴の間でただ一人タコテンヤを使った手釣りで黙々と誘い続けている増田和夫さん(鹿嶋市)が真剣な面持ちで渋イトをたぐり始めた。やがてナイスサイズのマダコが浮上。タコを掲げてくれた増田さんは「ダイレクトに手元に伝わってくる感触がたまらない。これからも手釣りで楽しませてもらいますよ」と納得の笑顔。

船マダコ釣りで3.2kg頭にトップ10尾【茨城・桜井丸】良型中心に顔出しテンヤで手釣りを楽しむ増田さん(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

良型が目立つ釣行に

誰もがマダコ釣りの面白さを充分に満喫し、11時の沖上がりを迎えた。釣果は0.5~3.2kgマダコ1~10尾。船長に見通しを伺うと「今年はタコの成長が早く、良型が多い。12月も楽しめそうだね」とのこと。

オススメの一言

海水ですすいだタコを持ち帰り、そのまま小分けにし、チャック付きのフリーザーパックに入れ、冷凍庫にて保存する。2週間以上経過すると、水洗いでも取れにくいヌメリが簡単にとれ、また、軟らかくなり、美味しく食べられる。ぜひ、お試しあれ。

船マダコ釣りで3.2kg頭にトップ10尾【茨城・桜井丸】良型中心に顔出し釣果盛りだくさん(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

今さら聞けない「タコエギング」のキホン:使うエギはイカ用ではダメ?

間違われがちなタコの「頭」は実は「お腹」 海底移動見れば一目瞭然?

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<週刊つりニュース関東版APC・大村隆/TSURINEWS編>

▼この釣船について
桜井丸

この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年12月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。