「AI開発はオープンでなければならない」

スノーデン氏は悪意のある者がAIテクノロジーを利用するのを防ぐために、もともとオープンなAIモデルをこの先もオープンであり続けるために人々は戦わなければならないと主張した。AIを秘密裏に進歩させるのが最も危険なことなのだ。

「人々は“ソフトウェア共産主義”の危険信号を掲げることになるだろう。そこではモデルはオープンでなければならないと宣言する必要がある」とスノーデン氏は語る。オープン性が薄れつつある新たなAIモデルを特に厳しく批判し、AI開発はオープンでなければならないと力説したのだ。

またスノーデン氏は、テクノロジーがどのように使用されるかは、研究者がAIエンジンをどのようにトレーニングするかにかかってくると主張した。問題は我々のテクノロジーにあるのではなく、その背後にある意識と意図なのである。

スノーデンがAIについて語る! 監視社会と“ソフトウェア共産主義”
(画像=「The Pulse」の記事より、『TOCANA』より引用)

先進技術を使って恐るべき新兵器を作るべきなのか、それともすべての人に無料のエネルギーと豊かさを提供するためにAIを使うべきなのか、普通に考えてその答えは明らかだ。

ライターのワリア氏によれば結局のところ人類は発明家や研究者に恵まれており、今の人類は技術的に飛躍的に進歩している存在であるという。しかし我々は依然として意識的にも霊的にも未発達なため、環境破壊をはじめ人類の行動は地球はおろか宇宙全体に脅威を与えているのも事実だ。

AIの進歩に否定的な論調も少なくないが、それと同じくらい有効活用できる可能性にも満ちていることは間違いない。我々の周囲に現れつつあるこれまでになかった“現実”についてもまた、よりオープンに話し合われることが必要なのだろう。スノーデン氏に倣えば鍵を握る言葉は“オープン”であると言えそうだ。

参考:「The Pulse」ほか

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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