キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私の愛車は、日産キャラバンマルチベッドという車中泊仕様車。
ベッドと床張りだけのシンプルな内装です。
キャンピングカーのようにビルトインされた立派な棚などの収納スペースはありません。
これは逆を言えば、自分が好きなように収納スペースを増やしていくことができるということでもあります。
キャラバンには、スーパーロングボディ・ワイド幅・ハイルーフ(全長5230mm×全幅1880 mm×全高2285 mm)もありますが、私が乗っているのはボディサイズがいちばん小さなタイプ。
いわゆるナローボディです。
車両の寸法は全長4695 mm×全幅1695 mm×全高1990 mm。
いまどきの車としては、かなり小さめと言えるでしょう。
空間が限られているナローボディで、どのように収納スペースを増やしてきたのか。
私が実際に行ってきた工夫やコツについて紹介します。
収納スペースを増やすため、「空間を立体的に使う工夫」
キャラバンの限られた荷室スペースに効率よく物を置くには、スペースを立体的に使う必要があります。
そこで私はホームセンターなどで販売されている、矢崎製のイレクターパイプを使いました。
イレクターパイプというのは、鉄パイプにプラスチックでコーティングしたDIYでよく使われるパーツ。
ジョイント(継ぎ手)と組み合わせることで、手軽にラックや椅子、棚が作れます。
このイレクターパイプを使い助手席側クオーターガラス部分に棚や、テーブルを収納するスペースを作りました。
テーブルは450mm×800mmと大型なため、床に置くと場所を取り過ぎてしまいます。
しかし縦に立体的に収納ができれば場所を取りません。
テーブルには、ドリンクホルダー部分や取付けポールの受け部分の出っ張りがありますが、クオーターガラス部分にスッポリと収まります。
固定はバンドで行います。テーブルがガラスに直接当たらないようクッションを挟みました。あえて見せるテーブル収納としています。
テーブル固定用ポールも、運転席側クオーターガラスに取り付けたイレクターパイプ収納へ。
ポールの固定もバンドを使っていますが、強力な磁石を使用して簡単には外れないように工夫しています。
急ブレーキをする場合もありますので、このような配慮が必要です。
収納スペースを増やすため「壁掛け収納にする工夫」
運転席側のクオーターガラス部分には、イレクターパイプに網を取付けて壁掛け収納にしています。
このような網は、100円ショップでも販売されています。
100円ショップでは小物入れやフックなどの部品も豊富に陳列されているので、見ているだけでも楽しいです。
用途やお好みに応じて、自由自在にレイアウト変更が可能。ラゲッジスペース用の収納バッグも壁に掛けて、収納容量をUPさせました。
ここでも急ブレーキ対策は必須で、小物入れや収納バッグは全て網にタイバンドなどで固定してあります。
壁掛け収納には、軽くて比較的使用頻度の高い小物を収めています。
例えば、シンクの壁には歯ブラシセットだったり、網付きのラックには充電用コードを入れたり。壁掛けバッグには調味料が入っています。