右を見たり左を見たりして戸惑うことを「右顧左眄(うこさべん)」と言います。
「右顧左眄」は周囲を気にして躊躇してしまう様子を言います。
しかし、なぜそれを「右顧左眄」と表現するのでしょうか。
今回はそれら「右顧左眄」という四字熟語について解説します。
ここでは特に「右顧左眄」の意味はもちろん成り立ちや類義語も説明するので、ぜひチェックしてみてください。

目次
「右顧左眄」とは
「右顧左眄」の由来と読み方

「右顧左眄」とは

「右顧左眄」とはどんな意味の四字熟語?その由来や類義語は?そもそもなんて読むの?
(画像=『FUNDO』より 引用)

まずは「右顧左眄」がどのような意味を持つのか見てみましょう。

「右顧左眄」の意味
「右顧左眄」とは右を見たり左を見たりして躊躇い迷うことです。
また、周囲の情勢や思惑を気にして決断できないでいることも意味する四字熟語となっています。
現代では他人の意見や声が気になって決めかねているような様子を表す言葉としても使用されることがあります。
その他にも単純に落ち着かない様子全般を指すこともあるようです。
つまり、周りばかり気にして自分の態度を取れないことを言う言葉なのです。

「右顧左眄」の由来と読み方

「右顧左眄」とはどんな意味の四字熟語?その由来や類義語は?そもそもなんて読むの?
(画像=『FUNDO』より 引用)

では「右顧左眄」はどこから来た言葉なのでしょうか。
ここでは「右顧左眄」の成り立ちについてまとめます。

「右顧」とは
「顧」は気にかけて振り返ることを意味しています。
そのため「右顧」は右を気にして見ることを意味するわけです。
特に「右顧左眄」という四字熟語においては、相手を顧みて気にするような様子を意味しています。

「左眄」とは
「眄」は気にかけて流し目でちらりと見ることを意味します。
そのため「左眄」は左に気を引かれることを意味するのです。
中でも「右顧左眄」という四字熟語においては、横目で気にしているような様子を意味しています。

「右顧左眄」の読み方
「右顧左眄」は「うこさべん」と読まれます。
これらは難しい感じが並ぶので、困惑する人もいるでしょう。
特に「右・左」は簡単ですが「顧・眄」の読みには注意したいところです。
なお、これらは動詞で「右顧左眄する」というように使用することが多いです。