ブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマ所属のブラジル人FWフィゲイレードに、Jリーグ移籍の可能性がある模様。複数クラブによる争奪戦が現地で報じられている。
現在22歳のフィゲイレードは、身長178cmで右利きのアタッカー。昨年にヴァスコ・ダ・ガマでトップチーム昇格を果たすと、2022シーズンはブラジル2部リーグ38試合中36試合の出場で4ゴール4アシスト。1部昇格に大きく貢献したが、今季は1部リーグ16試合の出場でゴール、アシストなし。9月以降はリーグ戦での出場機会がほぼゼロと厳しい立場に置かれた。またヴァスコ・ダ・ガマは2部降格圏の17位サントスから勝ち点2差の15位でシーズン終了。最終節での勝利により、辛うじて残留を果たしている。
ヴァスコ・ダ・ガマの情報に詳しいジャーナリストのエメルソン氏によると、フィゲイレードは日本の移籍市場で人気銘柄となっており、少なくとも3クラブが獲得に興味を示しているとのこと。ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は、同選手とヴァスコ・ダ・ガマの契約期間が2026年12月までだと伝えており、移籍金が発生するものとみられる。
2022シーズンに清水エスパルス元監督のゼ・リカルド氏から指導を受けたほか、ジュビロ磐田所属DFリカルド・グラッサや元ヴァンフォーレ甲府所属のFWジェトゥリオらとチームメイトだったフィゲイレード。まだ22歳と若く、左ウイングを中心に前線で複数ポジションをこなす点が、Jリーグクラブにとって魅力だ。