ヴィッセル神戸所属のハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイが、Jリーグクラブのプレースタイルに言及。吉田孝行監督のもとで出場機会が限られただけに、自身の去就についても語っている。
ヴェーチェイはイタリア1部ボローニャ、レッチェ、スイス1部ルガーノなどを経て、2019/20シーズン途中から3年半にわたりハンガリー1部フェレンツヴァーロシュTCに在籍。しかしフェレンツヴァーロシュではレギュラーを掴めず、2023/24シーズンは開幕から公式戦全試合でベンチ外と構想から外れていた。
そんな中で9月に神戸へ移籍したが、新天地でもリーグ戦2試合の出場、プレー時間わずか22分。チームがJ1初優勝を果たした裏で、出場機会に恵まれなかった。
ヴェーチェイは今月、ハンガリー紙『Nemzeti Sport』のインタビューに応じた際に「神戸の契約期間は今月末までであり、まだ今後のことについて(神戸と)話し合っていない。今のところ、僕は神戸を離れることになる」と、神戸退団を示唆。
ハンガリー代表が来年6月にEURO2024(欧州選手権)を控えていることもあり、移籍先について「どのクラブへ移籍するかまだ分からない」としながらも、「コンスタントに活躍できる場所を見つける必要がある。自分は代表に入れるレベルにあると感じているんだ」と出場機会の確保を望んでいる。
また同選手はJリーグでプレーした時の感想を問われると、「リーグ全体を通して、プレー強度が高いとすぐに分かった。各クラブの考え方は似ており、ほとんどのクラブが攻撃面に重きを置いている。スイスのサッカーと比較できるかもしれないけど、それでもかなり差があるね」とコメント。ルガーノでプレーしていたこともあり、スイス1部リーグを比較対象に挙げているが、Jリーグのプレースタイルに驚いたという。