モルテン・カルベネス氏 写真:Getty Images

 浦和レッズは今月8日、マチェイ・スコルジャ監督の後任としてスウェーデン1部BKヘッケンFF指揮官のペル・マティアス・ヘグモ氏を招へいしたと公式発表。ノルウェー国内では「ヘグモは2人のコーチも浦和に連れて行く」と報じられていたが、そのうちのひとりはノルウェー1部FKボデ/グリムトのアシスタントコーチを務めていたモルテン・カルベネス氏だという。

 現在53歳のカルベネス氏は、2002年にノルウェー3部所属クラブで指導者のキャリアをスタートさせると、その後も同国の複数クラブで選手を指導。2019シーズンからFKボデ/グリムトのアシスタントコーチを担当しており、浦和から名古屋グランパスへレンタル移籍中であるFWキャスパー・ユンカーとともに仕事をしていた。

 そんなカルベネス氏は11日、ノルウェー紙『Avisa Nordland』の取材に応じると、「私は浦和レッズのアシスタントコーチになるというオファーを引き受けた」と浦和行きを明言。「ここに来てもう5年になる。何か新しいことが必要だと感じている。FKボデ/グリムトで作り上げてきたものの一部であることは、冒険だった。そして今、日本で新たな冒険が始まる」と、自身の心境を明かしている。

 なおノルウェー紙『ヴェルデンス・ガング』は、ヘグモ氏と浦和が2年契約締結で合意とリポート。新指揮官はヘッケン時代と同じく、英語でコミュニケーションをとるという。

 FKボデ/グリムト在籍期間中に、3度のノルウェー1部リーグ制覇に貢献したカルベネス氏。2000年のシドニー五輪でノルウェー女子代表監督として金メダルを獲得し、ヘッケン指揮官として2022シーズンにスウェーデン1部リーグ優勝を成し遂げたヘグモ新監督と同じく、タイトル獲得の実績を持つ指導者が浦和にやって来る。