明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎でプレーしていたブラジル人MFカイオ・セザールが今月11日、今季限りで長崎を退団すると表明した。
現在28歳のカイオは、2018年8月にブラジルのトンベンセFCから川崎フロンターレへ完全移籍も、川崎では出場機会に恵まれなかった。しかし2019年6月に長崎へ期限付き移籍すると、加入1年目から出場機会を確保。2020シーズンもJ2リーグで40試合出場と、主力選手として活躍すると、翌2021シーズンから長崎へ完全移籍加入。今季もリーグ戦34試合でスタメン出場と、引き続き中盤に欠かせない戦力として存在感を発揮。しかしチームはJ1昇格プレーオフ出場圏の6位ジェフユナイテッド市原・千葉から勝ち点2差の7位に終わった。
2022シーズンには主将も務めていたカイオだが、11日にX(旧ツイッター)で長崎のユニフォームを身にまとった自身の姿をアップ。「今日、正式に長崎を去るよ」と退団決定を報告すると、ファン・サポーターにむけて以下のようなメッセージを送っている。
「このシャツを着て4年半、信じられないような素晴らしい瞬間があったし、すべてにおいてこのクラブに感謝しているよ。僕はこれからもつねにこのクラブを称賛し、このクラブに対して尊敬の念を抱いている。そして最も重要なのは、愛とは僕が愛することを学んだクラブだったということだ」
ファン・サポーターから感謝や労いの言葉が多く寄せられているカイオ。ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手と長崎の契約は来年1月までだという。フリー移籍の可能性もある中、日本でのプレーを続けるか注目が集まる。