浦和レッズは今月、マチェイ・スコルジャ監督の後任としてスウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ氏を招へいすると公式発表。FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)を最後に浦和を離れるスコルジャ監督に、母国クラブからの関心が報じられている。
2006年にポーランド代表のアシスタントコーチとしてドイツW杯に参戦したほか、レフ・ポズナン監督時代にポーランド1部リーグを2度制したスコルジャ氏。2021/22シーズンに終了後にレフ・ポズナン監督を退任すると、数カ月の休養期間を経て浦和の指揮官に就任していた。
その浦和でもAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022/23シーズンのタイトルを勝ち取ったほか、J1リーグでの上位争いを展開。4位で終え、惜しくも2024/25シーズンのアジアカップ戦出場とはならなかったが、それでもファン・サポーターはスコルジャ監督の手腕を称えている。
一方でレフ・ポズナンはスコルジャ監督退任以降、2022/23シーズンのポーランド1部リーグを3位で終えると、今季も18試合を終えて9勝5分4敗。首位から勝ち点6差の3位に甘んじているほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも予選3回戦で敗退している。
それだけに現地ではヨン・ファン・デン・ブロム監督解任にくわえて、スコルジャ再招へいの可能性が取りざたされている模様。ポーランド紙『ガゼタ・クラコウスカ』は、ポーランド2部リーグのヴィスワ・クラクフもスコルジャの新天地候補だと報じていた。
しかしポーランドメディア『Meczyki』は今月10日、スコルジャの今後について「彼はポーランドでの監督業再開を全く検討していない」とリポート。浦和監督退任を決断した背景には「家庭の事情」があるだけに、レフ・ポズナン監督退任後と同じく休養に入る可能性があるという。