JR立川駅の駅構内の案内窓口で、自動応対のアバター接客システム「xR Cast Concierge」を使用した実証実験が始まりました。
同システムは、株式会社kiwamiが提供しています。
アバターが自動で質問に回答
この実証実験では、窓口を利用する人の悩み事に応じて、3DCGのバーチャル店員による自動応対システムで案内を行います。
利用者は、ロッカーやエレベーターの位置、ホームの場所などを知りたいときに、タブレット画面に表示されたボタンを押すことで、駅構内の案内図やサービスに関する説明を確認できます。
また、観光客向けの運用も見越して、多言語での案内も導入されています。
オペレーターも用意
さらに、個別対応が必要な人のために、同社のアバター接客システム「xR Cast HoloPhone」と連携をすることで、有人リモート接客に対応。
自動応対システムで解決できなかったことや細かい質問には、通話ボタンを押すことで、専門のオペレーターに接続できます。オペレーターがアバターと実写などによる画像や動画などを活用して、利用者を案内することが可能です。
事業者は、インターネット環境とタブレット、オペレーター側はPC端末を用意するだけで、このシステムを使うことができるとのこと。
同社は、「複雑なオペレーションを要することなく、最短1週間でリモート接客を開始することができます」とコメントしています。
<参照>
アバターによる案内窓口、JR立川駅に設置。エレベーターやロッカーの位置、駅での困りごとを解決します。
「DXPO東京23」にて、VR定員ソリューション「xR Cast HoloPhone」及び「xR Cast Concierge」のデモンストレーションを実施!