花屋が手がけるボタニカルなコーヒーショップ──意外な組み合わせにも思えるが、その相性のよさを博多で再認識できる。
九州を中心にフラワーコーディネートを手がけるフロリステ・モデュール社が、花とスペシャルティコーヒーの新店舗「TABULA COFFEE(タビュラコーヒー)」を2024年にオープンする。
それに先がけ、12月末までの毎週金・土曜日に「KKRホテル博多」1Fにてポップアップストア「TABULA COFFEE TRUCK(タビュラコーヒートラック)」を展開している。
心をまっさらにリセットできる「TABULA COFFEE」
TABULA COFFEEの「TABULA」は、ラテン語で「まっさらなキャンバス」を意味するTABULA RASAから名付けられた。
目まぐるしい時の流れとともに、溢れるほどの情報が心のキャンバスに上書きされる毎日。頭の中をTABULA RASAの状態に戻す時間を演出する。
そこで着目したのが植物の力。運営するフロリステ・モデュール社は、1995年に福岡市で創業。長年にわたってブライダルを中心としたフラワーコーディネート事業を行う中で、花、観葉植物、コーヒーなど、植物から生まれ生活を彩るものを「ボタニカル」と定義した。
花や観葉植物を通じ、身近にボタニカルのある心地よい暮らしを提案し続けて29年。「ボタニカル溢れる世界」というビジョンの実現を目指す。
レトロなバスの「TABULA COFFEE TRUCK」
TABULA COFFEE TRUCKが出店するKKRホテル博多の立地は、博多・天神の中心部からのアクセスもよい福岡市中央区の浄水エリア。
緑が多く閑静な住宅街ということもあり、テラスの中にあるベンチでは季節を感じられる。レトロなワーゲンバスがクリスマスの雰囲気で装飾され、スペシャルティコーヒーの魅力とあわせて楽しめる。
ドリンクの種類は9種類。浅煎りのスペシャルティコーヒーを使用したハンドドリップコーヒーやエスプレッソメニューに加え、ソフトドリンクも用意する。
エスプレッソにはトラック内のラ・マルゾッコ Linea miniを使用する。すべてテイクアウトカップでの提供となり、敷地内のベンチでは草木とともに季節の移ろいを体感できる。また、ホテル周辺には福岡市動植物園などの注目スポットが集まり、ドリンク片手に周辺散策もできる。
2024年2月頃を予定する店舗オープン後は、花や観葉植物がある空間で自慢のスペシャルティコーヒーを楽しめる。また、家でもボタニカルがある暮らしを実現できるようコーヒー豆や生花の販売も予定する。
香り高いコーヒーと豊かな時間を楽しめる癒しのスポットがまもなく誕生。まずは期間限定のポップアップにて店舗のオープンを待ちたい。
TABULA COFFEE TRUCK
期間:開催中~12月末
場所:KKRホテル博多1F 敷地内
所在地:福岡県福岡市中央区薬院4-21-1
営業日時:毎週金・土曜日 11:00~16:00
(SAYA)
※出店場所の事情や悪天候などにより営業日・営業時間が変更となる場合があるため、最新情報は公式インスタグラムで要確認