差別化を図って生き残る

6つ目のキーワードは、「東京都の返礼品が拡充」です。

東京都は、これまでふるさと納税による税金の流出に悩ませてきました。2023年は都内の自治体が寄付の申し込みを増やそうと、返礼品の内容を充実させる動きがありました。

文京区は東京大学の公開講座申込券、中央区は歌舞伎座や明治座の観劇券、世田谷区は美術品などを追加しました。また、10月には新宿区が初めて返礼品を導入。各自治体ならではの返礼品がラインアップされています。

最後のキーワードは、「各ポータルサイトのポイント還元」。各ポータルサイトで「ポイント還元率」がアップしています。

それぞれのポータルサイトが契約している自治体数の差は縮まってきており、差別化を図るべく、ポイント還元などの特典を用意しているようです。

<参考>

ふるさと納税に対する東京都の見解|東京都主税局

今年の流行りは?ふるさと納税2023年の7大トレンドワードを発表