便利な歯車になれ

人間はどこまでいっても社会的な動物という本質から抜けることはできないので、早期に歯車の運命を受け入れ「同じ歯車なら便利な歯車になろう」という発想を持つ方が健全だと思っている。

たとえば就職、転職直後の社員は歯車ではない。最初は誰しも何もわからないので、先輩や同僚の足手まといになる期間はどうしてもある。一日も早く戦力になる、つまり歯車になることで周囲からも有用な人材として受け入れられるのではないだろうか。

問題は歯車で収まってしまうことなどより、「歯車になれない」ことだ。昔から「組織にとって最も有害なのは無能な働き者」という言葉があるように、頑張ってもじゃまになってしまう立場は大変辛い。筆者にもこの経験はあるのでよく理解できる。まずは属人性のない歯車になり、そして専門性を高めるという順序で思考することが重要なのではないだろうか。

 

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