浦和レッズ所属の元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツは、DFマリウス・ホイブラーテンとともに不動のセンターバックとして活躍。ファン・サポーターから残留を望む声が上がる中、海外では母国復帰待望論が沸き起こっている。
ショルツはベルギー1部スタンダール・リエージュ、クラブ・ブルッヘ、デンマーク1部FCミッティランなどを経て、2021年5月に浦和へ完全移籍。来日1年目からレギュラーに定着し、2022シーズンは公式戦ほぼ全試合でスタメン出場。今季もマチェイ・スコルジャ監督のもとでリーグ戦全試合フル出場と必要不可欠な戦力だ。
浦和での活躍ぶりは、母国デンマークでも話題になっている模様。現地ジャーナリストのイェスパー・ティッセン氏は、デンマーク紙『Tipsbladet』のインタビューで、ショルツの母国復帰論を唱えている。
「ショルツはデンマーク1部リーグで懐かしい選手だ。彼のことを誰もが愛している。彼は浦和レッズで素晴らしいシーズンを過ごし、Jリーグのベストイレブンにも選ばれた。FCコペンハーゲンを含め、どのクラブも彼の獲得を狙える」
「もちろんミッティランに戻るのが自然な形だろう。彼をデンマークに誘い戻せるとしたら、今しかない。もし私がコペンハーゲンのスポーツディレクターという立場であり、クラブが来年も欧州カップ戦の舞台で戦うならば、ショルツを獲得したいと思う。彼は攻守の切り替えが激しいからね」
ただ一方で、『Tipsbladet』は「ティッセン氏はショルツが日本でかなり成功を収めているため、デンマークに帰国できないと考えていることを認めた」とリポート。同選手と浦和の契約期間が2024シーズン終了後まで残っていることも、母国復帰を妨げる要因のひとつだという。