
イギリスにて一人の男性が連邦捜査局(FBI)に逮捕された。その容疑はなんと世界中の700台のウェブカメラをハッキングし、女性の様子を盗撮・監視していたというものだった。
ジョージア工科大学の学生のノートパソコンにマルウェアが使用されていることが判明し、マルウェアの出所を辿っていったところ、最終的にイングランド北部のグレーター・マンチェスター州のウィガンにあるクリストファー・テイラー容疑者(60)までたどり着いたという。

彼は3人の子を持つ父親としての顔を持ちながらマルウェアソフトを用いて、ウィガンの自宅でウェブカメラからフルアクセスし、被害者の様子をログインしてチェックしていたとボルトン・クラウン裁判所は伝えている。彼はクリックするとウェブカメラを含むラップトップへのフルアクセスを許可するニセのポルノウェブサイトで被害者を誘い込んでいたそうで、マルウェア被害に遭っていたのは実に772人に上るとのこと。
2010年から2016年の間に8万枚の画像と動画を蓄積、合計で82枚の獣姦画像が見つかり、その中には女性が犬とセックスしている動画も存在していたという。しかし逮捕に感づいていたのか、容疑者は逮捕前に数千のファイルを削除していたそうだ。検察官のニール・フライマンによれば、 「これらの画像や映像の多くは人々が食事や仕事をしたり、ベッドに横たわったり、ヨガをしたりする様子を撮影したものでした。しかし、さまざまな脱衣状態の人々や性的行為に関わる人々を映した画像も数多くありました」とのこと。
彼は2016年にもコンピューター資料への無許可アクセスと盗撮、さらに過激なポルノの所持について有罪判決を受けていた。このときロンドンの裁判所は「病弱な妻に悪影響を与える」可能性があるという理由で、テイラー容疑者の身柄引き渡しを拒否する判決を下していた。しかし、マーティン・ウォルシュ判事は今回の犯罪の「重大さ」を指摘。「この犯罪は、非常に多くの個人のプライバシーを著しく侵害するものである。犯行は長期間にわたって、かなりの高度な計画と準備の後に行われたものである」とし、14カ月の禁固刑を言い渡している。
参考:「Daily Star」ほか
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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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