老後は、公的年金だけでは生活することが難しい人もいるだろう。そのため預貯金などを十分用意しておく必要がある。

場合によっては、急に100万円以上が必要となり、預貯金を大きく取り崩してしまう意外な出費もあるかもしれない。

本記事では、老後に生じる意外な出費について見ていこう。

意外な出費1:子供や孫への援助

昨今、晩婚化が進んでいることから、自身が定年退職したあとに子供が結婚するということも十分考えられる。子供が相応の年齢になっていたとしても、相手の両親が援助をするのであれば、こちらは援助しないとは言いにくいだろう。

また孫が生まれた場合も、お小遣いやお年玉、七五三や成人式、入学祝など何かとお金がかかる。

意外な出費2:パートナーの葬儀費用

パートナーが亡くなったときの葬儀費用も必要になる。葬儀費用の平均は基本料金(葬儀一式の費用)、飲食代、返礼品あわせて110万円から120万円とされている。パートナーに葬儀代を負担させないよう、自身の葬儀代も検討しておく必要があるだろう。

意外な出費3:家の修繕・リフォーム

長年持ち家に住んでいると、外壁や屋根のほか、給排水設備、トイレ、キッチン、ガス管などさまざまな箇所が老朽化し、リフォームが必要になる。リフォームの規模や交換する設備によっては、金額が大きくなる可能性がある。