エルナンデス・ロドリゲス(写真左) 写真:Getty Images

 韓国1部・仁川ユナイテッド所属のブラジル人FWエルナンデス・ロドリゲスに、Jリーグ移籍が噂が現地で飛び交っている模様。同選手は元ヴィッセル神戸所属FWステファン・ムゴシャのチームメイトであり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)横浜F・マリノス戦で決勝ゴールを叩き出している。

 現在24歳のロドリゲスは、右利きにアタッカー。ブラジル1部グレミオでトップチーム昇格を果たせず、韓国2部・全南ドラゴンズへのレンタル移籍を経て、2021年に慶南FCへ加入。韓国で結果を残すと、昨年7月に慶南FCから仁川へ完全移籍している。

 その仁川では、デビュー戦から8試合で8ゴール4アシストと結果を残していたが、足首の靭帯損傷により9月以降の公式戦全試合を欠場して1年目を終了。今季は2月の開幕から5月まで主に前線3トップの中央でスタメン出場していたが、7月にムゴシャが神戸から仁川へ復帰したこともあり、シーズン後半戦はベンチ要員に。リーグ戦では20試合のスタメン出場で6ゴール5アシストだったが、9月19日開催のACL横浜FM戦では途中出場ながらも2ゴールをマーク。アウェイでの白星に大きく貢献している。

 そんなエルナンデスの去就について、Kリーグ(韓国)公式サイトのライターであるルーク氏は今月4日に「彼はこの冬、Jリーグクラブに加入予定だ。仁川は移籍金をおよそ100万ドル(約1億4000万円)に設定しているが、これが移籍の障害にはならないとみられる」とリポート。

 今月9日には「ヘルナンデスの新天地には、東京やその周辺の地域にホームスタジアムを構えるクラブの名前が挙がっている。韓国国内クラブも関心を寄せているが、仁川は国外クラブからのオファーにのみ応じる」と伝えている。

 仁川のクラブ史上初ACL参戦に貢献し、ACLグループステージ5試合の出場で4ゴールを挙げているエルナンデス。横浜FM戦でのパフォーマンスが、Jリーグクラブからの評価を高めた可能性も考えられる。