セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今月6日に行われたスコットランド1部リーグ第16節ハイバーニアン戦でスタメン落ち。韓国代表FWオ・ヒョンギュとのポジション争いが激化する中、現地では10日の第17節キルマーノック戦を前に、セルティックOBが両選手の起用法で持論を展開している。
古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をマークするなど、絶対的ストライカーとして活躍。ただ今季は監督交代の影響もあり、ここまで8ゴールと得点力が低下。直近8試合でわずか1ゴールと苦しんでいる。
一方、オ・ヒョンギュは今年1月に韓国1部・水原三星からセルティックへ完全移籍。昨季リーグ戦16試合の出場で6ゴールをマークすると、今季もここまで11試合で途中出場。スタメン出場はわずか1試合であるが、先月12日のアバディーン戦では途中出場ながら2ゴールをマーク。ハイバーニアン戦では2ゴールを挙げ、63分に古橋との交代でベンチへ退いた。
セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は今月3日の第15節セント・ジョンストン戦後に、スタメンの布陣では前線3トップのシステムを維持する方針を明言。現地では古橋とオ・ヒョンギュの立場が入れ替わった可能性を指摘する声も飛んでいる。
そんな中、クリス・サットン氏は英紙『デイリーレコード』のインタビューで「オ・ヒョンギュはセルティックに違いをもたらした。彼は強靭なフィジカルを武器としており、ディフェンダーにとっては厄介な存在だ」と、韓国代表FWを絶賛。
ただ話題が古橋が今後ベンチを温める可能性に及ぶと、「確かにオ・ヒョンギュのフィジカルの強さは、セルティックにとって有益だが、古橋を犠牲にする必要はない。ロジャーズ監督が両サイドにウインガー、中央にストライカー1人を配置するのを好んでいるのは分かっている。だが、私はこの2人のコンビを見てみたいんだ」と、セルティック指揮官に古橋とオ・ヒョンギュによる前線2トップシステムの採用を促した。