狭い駐車場、車選びの大きな制限に
カーライフのなかで駐車する機会が多いのは、やはり自宅の駐車スペースでしょう。なるべく気を遣わず、余裕をもって駐車できる物件が望ましいですが、家選びにおける優先順位はさまざまです。なかには駐車スペースを妥協せざるをえないケースも少なくないと考えられます。
「15年ほど前、30代半ばで家を買いました。駅からのアクセスや子育て環境がよさそうな分譲住宅を見つけたのですが、予算的に手が届きそうなのが旗竿地の物件だけだったんですよね。
案の定駐車場はやや狭かったものの、当時の車はステップワゴンで、左側を思い切り寄せれば運転席は開きますし、どうにか自転車も出し入れできるくらいのスペースは空けられたので、『なんとかなる』と購入を決めたんです。
これまで住み心地には大きな文句なくやってきたのですが、最近車を買い替えるにあたって、駐車場の問題から車種がかなり限られてしまうことに気づきました。当時は車幅が1.8mを超えるような車は高級車ばかりだったのに、最近はことごとく大きくなってしまって……。
流行りのSUVにも乗ってみたかったですが、カローラクロスでも乗り降りがキツかったので、結局シエンタに乗っています。車の幅がこれだけ大きくなるとは思わなかったですね」(50代男性)
道路に接する出入り口が狭く、奥まった敷地にある旗竿地は、駐車スペースの面で苦労しやすいことで知られています。たとえば間口が2.5mほどの土地で車幅1.8mの車を維持しようとすると、片側をギリギリまで詰めたとしても70cmほどしか余裕がなく、乗り降りや自転車の通行がやや窮屈に感じられるでしょう。
近年ではクラウンに代表されるように、これまで国内向けだった車種が世界戦略車としてサイズアップする例も見られ、全体としてサイズの大きな車が増えている傾向にあります。今ある土地の形状は簡単には変えられませんから、今後家を購入する方は駐車スペースにも十分注意を払いながら物件を選ぶ必要がありそうです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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