レアンドロ・ペレイラ 写真:Getty Images

 かつて松本山雅FC、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWレアンドロ・ペレイラは、今季限りで栃木SCを契約満了により退団。フリーの身である中、ブラジル国内クラブとの移籍交渉が破談に終わったと現地で報じられている。

 ペレイラは2019年1月から4シーズンにわたり、松本、広島、G大阪とJリーグ3クラブでプレー。2022シーズン限りでG大阪を退団した後はイラン1部ペルセポリスへ加入したが、出場機会に恵まれず半年で退団。ペルセポリスと2024年6月まで残っていた契約を解除することで合意していた。

 今年8月に栃木SCへ加入したペレイラだったが、J2リーグでわずか3試合の出場と周囲の期待に応えられず。先月8日に今季限りでの退団が正式決定すると、12日のJ2最終節ジュビロ磐田戦でも出番がなかった。

 ブラジルメディア『Futebol Interior』によると、ブラジル2部シャペコエンセがペレイラの再獲得に動いていたとのこと。本人は古巣復帰に興味を示していたが、代理人から提示された年俸が高額だったため、交渉を打ち切ったという。

 栃木時代の年俸額は明らかではないものの、イランメディア『Sahebkhabar』は今年8月、ペレイラとペルセポリスは年俸60万ドル(当時約8500万円)という条件のもと契約を結んでいたと報道。契約解除時に少なくとも10万ドル(当時約1400万円)の未払い金が発生していることもあわせて伝えている。

 『Futebol Interior』は選手サイドがシャペコエンセに提示した年俸額を報じていないが、ペルセポリス時代と同程度の金額である可能性も考えられる。