アメリカ伝統のファッションブランド「ラルフ ローレン」が、7世代目のディネ(ナバホ族)のテキスタイルアーティストである、ナイオミ・グラシズさんとのコラボを実施。
ナバホ族が代々受け継いできた織物を、モダンにアレンジした個性的なコレクションは、公式オンラインストアや一部のフラッグシップストアで販売中だ。
ナバホの芸術性を表現した“没入型コラボ”
伝統工芸を称え、保護することを意図した「アーティスト イン レジデンス プログラム」の一環となる同コレクションは、ナバホ族のストーリーを世界全体で共有することを意味する。
また、売上げの一部は、ネイティブアメリカンの文化遺産を保護するとともに、彼らのスモールビジネスを育成する組織に寄付されるという。
記念すべき第1弾(Drop1)となる今回は、時代を超越したナバホ伝統の芸術性を、ナイオミ・グラシズさんの眼というレンズを通して表現。同ブランドのクリエイティブチームとの“没入型コラボ”によって、個性的かつ多彩なアパレル&アクセサリーが生み出されている。
コレクション全体を彩る伝統的なシンボル
コレクション全体には、地球上の4つの方角と星を意味する「クロス」をはじめ、「スパイダーウーマン」や「ドラゴンフライ」といったナバホの伝統的なシンボルを採用。また、グラシズさん一家が住むディネタ(ナバホ自治州)の地にインスパイアされた美しい色使いも特徴とする。
注目すべきアイテムは、同ブランドのスタイルを再解釈したグレート・ランチコートやシケットジャケット、染色していないウールの自然な色で作られたジャカード織りのブランケットコートになるだろう。
その他、ヴィンテージ風のジーンズやウエスタンシャツ、ジャカード・ボールキャップとの組み合わせも楽しみたい。
ナイオミ・グラシズさんとのコラボコレクションは、2024年の春(Drop2)と秋(Drop3)にも展開予定。ネイティブアメリカンならではの伝統と感性が生み出すプロダクトに、今後も注目していきたい。
ラルフ ローレン×ナイオミ・グラシズ
(zlatan)