数が釣れて、難易度が低く、食べて美味しい。そんな通年狙えるターゲットがアジ。食卓に並ぶことが多く、初心者にとっても「アジなら」と心理的ハードルが低い。ここでは電車釣行可能な東京湾でのアジ釣りを紹介する。東京湾西側の各港から出船の船釣りは、軽いビシを使ったLTアジが主流。6~7時間のショート船や一日船、3~4時間の半日船があり、都合に合わせて釣行計画を立てられるのが嬉しい。出船時間も7時前後なので、電車釣行が可能。直近の一日船では、日並みで小~中型主体にトップ束(100匹)越えが連日続いている。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介

電車でLTアジ釣り

車なし・釣り道具を持っていない場合の基本的な船釣りの流れを平和島・まる八さんを例に紹介していこう。

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介多くの船宿は駐車場も併設している(提供:TSURINEWS編集部)

1.船宿の予約

電車で行く場合、まる八さんでは最寄り駅から送迎バスが利用できる。予約時には希望の釣り物と人数、女性や子どもの有無など(この時に全く釣りが初めての場合はレクチャー希望なども)を伝えよう。予約と同時に送迎もお願いし、集合時間を確認する。当日はJR・大森駅または京浜急行・平和島駅の集合場所にバスが迎えに来てくれる。

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介送迎バスで船着き場に(提供:TSURINEWS編集部)

2.受け付け

船着き場につくと事務所があるので受け付けを行おう。乗船名簿の記入、乗船料金ほか(レンタルタックル、仕掛けなど)の支払いを済ませる。座席(先着順)はグループの場合、スタッフから配慮した座席を案内してくれる。スタッフから座席札を受け取って船に向かおう。

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介事務所で受付(提供:TSURINEWS編集部)

3.乗船準備&出船前のレクチャー

スタッフの指示に従って、荷物を持って乗船する。予約時にレクチャーを伝えていれば、船長が親切丁寧に釣り方の基本を説明してくれる。

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介出船前にレクチャー(まる八)(提供:TSURINEWS編集部)

4.出船

必ずライフジャケットの着用を行う。ほか船上の注意事項がアナウンスされながら釣り場へ航行するのでよく聞いておこう。ポイントは様々だが近場なら数分、遠ければ60分ぐらい。その日の状況によりポイントを攻め分ける形となる。

5.アジの釣り方

ポイントに付いたら実釣を開始。釣り方の基本とコツを紹介しておこう。

・コマセワーク…コマセをビシに七~八分目に詰め、ビシを少し前方へ振り出すように投入。着底したらリールを巻き、イトフケを取る。このとき、仕掛けはまだ宙にあることを意識。

船長から指示されるタナが底から2mの場合、ビシを海底から1m上げてコマセを振り出し、数秒間ステイ。さらに1m上げて1~2回振り出してアタリを待つ。潮が極端に速い場合は、海底付近でコマセを振り出すのも効果的。

反応がなければ再びその位置でコマセを振り出し、仕掛けの半分ほど巻き上げる。これで反応がなければ海底まで落としてやり直す。2往復すればビシは空になるので一度、回収。コマセを詰め直して、同じ誘いを繰り返す。

・アタリ~取り込み…アタリを待つ時間は日によって違うため、状況をみて探っていく。アタリがきたら竿をゆっくり立てて、ハリ掛かりさせる。フッキングを確認したら、一定のスピードで巻き上げる。

アジは口が弱く、口切れしやすいので大アワセは禁物。水面まできたら、一気に船内へ抜き上げよう。冬季や場所によっては40cm級の良型が交じることも。その場合は無理をしないで、船長や仲乗り、周囲の人にタモ取りをお願いしよう。

手ぶらで電車釣行可能な東京湾LTアジ釣りは通年楽しめる オススメの船宿も紹介レンタルタックル完備(提供:TSURINEWS編集部)