
日本有数の観光地として北海道が年間No.1に輝くことも珍しくありません。美味しいグルメに豊かな自然、さらには優しい人々にアイヌ独特の文化など、その魅力は尽きませんね。
そんな北海道を訪れる人の中には、冬に訪れる人もいます。夏は特に問題はないのですが、北海道の冬を舐めてはいけません。そこで今回は道産子の筆者が北海道らしさ満点の常識をご紹介します!
目次
北海道の冬
・気温
道民には当たり前な意外な事実
・室内では意外と薄着
・雪でも傘はささない
・滑って転ぶのを察知
・雪道の運転が上手い
・信号機が縦
北海道の冬

北海道の冬はとにかく極寒です。世界で見ても同じ環境に近いアメリカ北部やヨーロッパ北部より、さらに寒くなることもあります。事実、アイスランドよりも全然寒いのが北海道の特徴です。
気温
基本は夏だと30℃を超える日もあるのですが、年間を通して過ごしやすい気温です。ただ、冬になると過ごしやすさを通り越して、人間が活動するのが難しいくらいに寒くなります。
その基本は9月~10月にかけて徐々に下がり、12月を迎えるころには最低気温で氷点下となることもあります。平均すると冬の北海道の気温は0℃前後が多く、どんなに暖かくても2℃~3℃ほど。
地域によって違うものの、中にはマイナス10℃~20℃ほどになることもあります。日本一寒い町としても有名な陸別町などでは、マイナス30℃以下の気温になることも珍しくありません。道内でも寒い地域に人たちは、冬の気温がプラス域になることの方が珍しいので、気温を言うときにマイナスを省きます。陸別の人が30度と言ったらそれはマイナス30度の事なんです!
外に長時間出ていると低体温症となるだけではなく、人間が生存するのも難しい気温になります。
道民には当たり前な意外な事実

道民からすると普通のことでも、道外の人からすると「え?」と思えるようなこともたくさんあります。もちろん、地域的には東北などの文化とも被るかもしれないのですが、ここではそんな北海道民ならではの意外な事実についてご紹介します!
室内では意外と薄着
北海道の人は室外では厚着をするのが普通なのですが、室内だと意外と薄着だったりします。筆者は寒がりなので室内でも厚着をしますが、それでもトレーナー1枚だったりすることも多いです。
また、夏と同様に靴下を履かずに生活することも多く、冬だというのに薄着なんてことも普通。人によってはランニングシャツ1枚だけで過ごしたり、下着だけで過ごしたりしている人も!
雪でも傘はささない
内地の人たちには雪が降れば傘をさすことが多いですが、北海道の人は雪で傘をさすのは珍しいです。それよりも防寒具で防ぎ、雪は室内に入る時に落とすというのが常識となっています。
そもそも雪が降っている最中に傘をさすと、転んだ時に危険です。それをわかっているからこそ、北海道民は雪の日にはあえて傘を差さないこともありますね。
滑って転ぶのを察知
とにかく冬の北海道は滑ります。そのため、北海道民が持っている予知能力の1つとして、滑って転ぶのを察知できることがあります。「これはやばい」と察知して避けている人も多いですね。
実際に本州の人などに比べて、雪道で転ぶ確率は低いです。北海道の人でも滑って転ぶことはありますが、氷の上を歩かせたら天下一品。まるで普通の道路のように歩ける人もいたりします。
雪道の運転が上手い
これは北海道では常識なのですが、雪道の運転がとにかく上手なのが北海道の人たちです。そもそも冬の北海道でスピードを出すことは命取りだと知っているので、そんな馬鹿なことをする人はあまりいません。
もちろん、たまに北海道の人でもスピードを出してしまって、スリップしたまま帰らぬ人になることもありますけどね。それでも、毎年のように雪道を走っていることもあり、運転も上手な人が多いです。
信号機が縦
これはちょっとした北海道あるあるなのですが、北海道の信号機は縦になっています。これは雪が積もる北海道で、視認性を高めるための工夫です。縦になっていることで雪が積もりにくく、視認性を維持できます。