明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪からFCVデンデルEHへ期限付き移籍中の日本代表GK谷晃生が、今月9日にベルギー2部リーグ戦デビューを飾ることが確実と、現地で報じられている。
現在23歳の谷は、2020年にG大阪から湘南ベルマーレへ期限付き移籍すると、3シーズンにわたり湘南の正守護神として活躍。2021年にU24日本代表の一員として東京五輪に参戦したほか、昨年7月にはEAFF E-1サッカー選手権へ臨む日本代表に選出。東京五輪世代屈指のゴールキーパーとして、今後のさらなる飛躍が期待されていた。
しかし昨年12月にG大阪へ復帰すると、翌2023シーズンは低調なパフォーマンスを露呈。5月中旬以降はGK東口順昭に正守護神の座を明け渡すと、今年8月にデンデルへ1年レンタルにより加入している。
デンデル加入後は、リーグ戦で5試合ベンチ入りも出番なし。先月1日開催のベルギー国内カップ戦で新天地デビューを果たしたが、延長後半までの120分で1失点。PK戦ではシュートを1本も止められず、チームもPK戦で4-5。ベスト32で大会を後にしていた。
そんな中、ベルギー紙『Het nieuwsblad』は「審査委員会は、デンデルの正守護神であるザビエル・ギースに、1週間の出場停止処分を科した。これにより、ユリアン・デブリントにチャンスが巡って来ない限り、谷が9日の試合でリーグ戦デビューを飾ることになる」とリポート。正守護神不在により、谷にアピールのチャンスが与えられるという。
今年3月の国際親善試合コロンビア戦を最後に、日本代表から遠ざかっている谷。新天地で数少ないチャンスをものにすることが求められている。