タビナス・ジェファーソン 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・水戸ホーリーホック所属のフィリピン代表DFタビナス・ジェファーソンに、タイ移籍の可能性が浮上。タイ代表監督・石井正忠氏の古巣であるブリーラム・ユナイテッドからの関心が、現地で報じられている。

 現在25歳のタビナスは、左利きのセンターバック。2017年に桐光学園高校から川崎フロンターレへ加入すると、FC岐阜やガンバ大阪への期限付き移籍を経て、2021年から水戸でプレーしている。その水戸では、加入1年目からJ2リーグで32試合に出場するなど、主力選手として活躍していた。

 しかし2022シーズンはリーグ戦で14試合のスタメン出場。今季は開幕から4月中旬までほぼ全試合先発出場も、その後は出番が激減。7月以降はリーグ戦ほぼ全試合でメンバー外と、厳しい立場に置かれた。

 そんな中、タイメディア『ballthai』は今月5日に「最終ラインの強化を目指すブリーラムは、タビナス獲得にむけて準備している」とリポート。交渉の行方やオファーの内容には触れていないものの、獲得した場合にはASEAN枠として選手登録するという。

 ブリーラムはタイ1部リーグを9度制した強豪。元鹿島アントラーズ監督である石井氏が2021/22シーズン途中から率いると、2シーズン続けてタイ国内3冠を達成。かつて横浜F・マリノスでプレーしていたDFティーラトン・ブンマタンが主力選手として活躍する中、現在は元鹿児島ユナイテッドFC監督のアーサー・パパス氏がチームを率いている。