タリク・エルユヌシ 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ所属のノルウェー代表FWタリク・エルユヌシは、今季限りでの退団が確実である模様。選手本人が母国メディアのインタビューで自身の去就について語っている。

 現在35歳のタリクは、ノルウェー1部ローゼンボリBKやドイツ1部ホッフェンハイムなど欧州複数クラブを経て、2020年1月にスウェーデン1部AIKソルナから湘南へ完全移籍。来日2年目までは怪我に悩まされえていたが、2022シーズンはリーグ戦31試合の出場でJ1残留に貢献。昨季終了後には、1年間の契約延長オプション行使が報じられていた。

 しかし今季は日本代表FW町野修斗が前線でゴールを量産する中、中盤インサイドハーフで先発出場する機会が多く、シーズン後半戦はベンチ要員に。リーグ戦12試合のスタメン出場で1ゴールに終わった。

 そんなタリクは今月6日時点でノルウェーに帰国。ノルウェー紙『Fredriksstad Blad』のインタビューで「クラブ(湘南)のスポーツダイレクター(吉野智行氏)や会長(眞壁潔氏)と話したが、双方ともに別々の道を歩んでも問題ないと考えている」と、湘南退団を明かしている。

 また現地では、ノルウェー1部昇格組であるフレドリクスタFKに復帰するとの憶測が駆け巡っているとのこと。プロキャリアをスタートさせた古巣クラブで現役引退の可能性があるものの、現時点では来季の所属クラブについて白紙だという。