時計関連の専門出版社であるシーズ・ファクトリー社が手がける時計ブランド「アウトライン(OUTLINE)」が、人気セレクトショップ「チックタック」とコラボ企画第4弾として、「アウトライン GMT-1950」を発表した。

同作は1940~60年代のアンティークウオッチをベースにデザインされており、12月9日(土)からチックタック全店舗と公式ECサイトで先行販売がスタートする。初回生産本数は200本と限りがあるため、時計愛好家は早めにチェックしたい。

レトロな味わいの「アウトライン GMT-1950」

「アウトライン GMT-1950」は、1950年代に旅客機のパイロット向けに考案された、2つの異なる国の時刻を同時に確認できる機能—GMT機能—を搭載したデュアルタイムウオッチ。24時間表示の双方向回転ベゼルと、GMT針と呼ばれる赤い副時針を備えているのが特徴だ。

アウトライン GMT-1950(左)Ref.YK20234-1PPBK(右)Ref.YK20234-2PPWH 各99,000円

アウトライン GMT-1950(左)Ref.YK20234-1PPBK(右)Ref.YK20234-2PPWH 各99,000円

GMT機能は、第2時間帯の設定方法で「トラベルGMT型」と「オフィスGMT型」の2種類に分けられる。

「トラベルGMT型」は時針だけを単独で動かすタイプ。一方の「オフィスGMT型」はGMT針を操作して設定するタイプだが、今回の「GMT-1950」には前者の「トラベルGMT型」を採用している。

例えば、日本からマイナス8時間のパリに出張した際は、現地に到着したあとに時針だけが操作できる機能を使い、8時間針を戻すだけで現地時間が設定できるというわけだ。

50年代当時のデザインを再現

「GMT-1950」の魅力は大きく2つ。ひとつは24時間表示の回転ベゼル。昼夜を判別するため50年代に採用された青赤のツートンカラーを経年変化したような色味で、レトロな味わいを再現した。また、回転ベゼルの上部はあえてプラスチックで覆い、50年代当時の雰囲気を再現している。

もうひとつの魅力は、日常での使用に適したケースサイズ。37mm径のケース、そして39.3mm径のとどめ回転ベゼルは、50年代当時のサイズ感と装着感を追求してのサイズ感となっている。

自動巻きムーヴメントは、2022年にシチズン ミヨタがリリースした新型キャリバー9075を採用。毎時2万8800振動で動作をサポートする。

現在、コロナ禍の行動制限が緩和され、海外旅行が再び自由化されつつある中、渡航先の時刻に瞬時に対応できる便利なデュアルタイム時計は注目を集めている。

この機会にトレンドの1本を手に入れてみては。

(IKKI)