AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節でハノイFC相手に敗れた浦和レッズ。マチェイ・スコルジャ監督の後任として、スウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ氏の招へいが確実と報じられる中、ヘグモ氏の教え子であるスウェーデン代表MFサムエル・グスタフソン獲得の可能性もあるという。
現在28歳のグスタフソンは、身長190cm近くで右利きの守備的MF。2014年から2016年夏までヘッケンでプレーした後、トリノ、ペルージャ、エラス・ベローナ、クレモネーゼとイタリア国内の複数クラブを渡り歩き、2021年7月にヘッケンへ復帰している。
復帰1年目はハムストリングの負傷により大半の試合を棒に振ったが、2022シーズンはほぼ全試合スタメン出場で1ゴール4アシスト。クラブ史上初のリーグ優勝に大きく貢献すると、2023シーズンは公式戦ほぼ全試合でキャプテンマークを巻き、2ゴール10アシストをマークしている。
スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は今月6日、グスタフソンが今年9月にヘッケンと契約延長したことに触れた上で、「ヘグモが浦和の監督に就任することに伴い、グスタフソンもヘグモの後を追うことになる」とリポート。独自に入手した情報として「グスタフソンとヘッケンが契約延長で合意した際、契約解除条項を盛り込んでいた」と伝えている。
なおスウェーデン紙『Sportbladet』によると、ヘグモ監督は6日午前にクラブ幹部や選手に対して退団の意思を伝えたほか、クラブは7日にも同監督の退任を公式発表する予定であるとのこと。浦和監督就任間近とみられる。
昨年11月にスウェーデン代表デビューを果たし、EURO(欧州選手権)など国際Aマッチ11試合出場と国際舞台での経験もあるだけに、浦和にとって必要不可欠な戦力となりそうだ。